小川眼科クリニック&ケイコンタクト

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コンタクトレンズ選び

はじめに

コンタクトレンズは高度医療機器に分類されています 眼科専門医とよく相談して選びましょう  定期健診も忘れずに!

コンタクトレンズ選び

コンタクトレンズ各メーカーの努力により消費者の皆様は、私どもよりレンズメーカー、レンズの種類、レンズの特徴などを詳しくご存知です。情報が先走りして、本来のコンタクトレンズ使用目的が置き去りになっていないでしょうか?コンタクトレンズは一つの矯正医療装具です。また本年4月からコンタクトレンズは高度管理医療機器class3に分類されました。ということは、「今まで以上にコンタクトレンズ使用には注意が必要だよ。」ってことになります。そこで私ども医療サイドの人間が、仲良くコンタクトレンズと付き合うコツを皆様に提案したいと思います。

STEP:1

本当の視力を知る。皆様ご経験があると思いますが、一日の間にも見やすいとき、見にくいときがあり、また天気、気分によっても見え方が違います。当然眼疾患があれば、たとえそれがめいぼのできかけでも、視力は変化します。従って、やはり一度は眼科専門医に目の検診を受け、正確な視力を測定してもらう。

STEP:2

コンタクトレンズによる矯正をお考えの方は、まず、眼鏡を一つ用意して頂きたい。コンタクトレンズは目の一部分として作用するので、視力の程度、質共に眼鏡より数段向上しますが、目に直接触れるという最大の欠点があります。直径約8,5㎜~14,5㎜程度の異物を目に入れる。すごく大きなごみです。このごみと仲良くしていただくために、見ることのトレーニングを眼鏡でしていただきたいと思います。ハンマー投げで金メダルを獲得した室伏選手でも最初は歩く練習、走る練習、ボールを投げる練習と段階を経て、7,26㎏の鉄球を84m86cmもの距離を投げられたのでしょう。コンタクトレンズがオリンピックと比較できないことは百も承知です。しかし見るための道具として、第一段階が眼鏡、第二段階がコンタクトレンズと考えています。

STEP:3

コンタクトレンズをどんな時どのくらいの時間使用する予定なのか?コンタクトレンズは異物である以上、必ず目に異物反応が起こります。2)で述べたように、もし眼鏡から入ってなかったら、見るため無制限にコンタクトレンズを使用されるでしょう。痛いが使う、痒いが使う、赤いが使う。やがて目が怒こります。オイ、そんなにいじめるなら僕も抵抗するよって。痛み、充血は倍増。膿状の目やに。レンズの汚れ。レンズの脱落。等々。待ってくれ。見にくくって困るよ。じゃルールを守ってください。最初から、無理な装用予定は立てないでおきましょう。慣らし運転からスタート。

STEP:4

一般的にはハードレンズ(O₂レンズを含む)とソフトレンズに分類していることが多いと思います。その特徴をそれぞれチェックしてみましょう。ハードレンズは直径約8,5㎜~9,5㎜で瞬目(まばたき)により角膜(くろめ)上を移動します。つまり、角膜上で涙の上に浮いている。動いているから、涙の入れ替えが起こりやすい。如いては、角膜に酸素を供給しやすい。また、角膜をほぼ球面(コンタクト内面はほぼ球面で、硬い板)で押さえつけますので矯正視力を得やすく、乱視の矯正も可能です。がしかし、動きは装用感(異物感)を悪くしますし、レンズの脱落、破損、紛失の可能性を高くします。一方、ソフトコンタクトレンズは直径約13,5㎜~14,5㎜とハードレンズより大きく瞳孔径(通常12㎜前後)よりはるかに大きいです。つまり動きが少ない。動きが少ないと、装用感が良い。が、涙の入れ替えは悪い。つまり酸素補給はハードに比較して悪い。総合すると、名称はハードですが、機能はやさしいハードコンタクトレンズ。一方名称はソフトですが、酸素補給の意味合いでは、ハードレンズより劣るソフトレンズということでしょうか。

STEP:5

ここ数年、特に捉えられる様になった変化として、ドライアイという病態があります。くろめが乾く。しっとり潤って始めてしっかり機能するコンタクトレンズ。大敵ですね。大きな異物がくろめに浮かんでいる状態なのに、異物感が起こり難い。特に動きの少ないソフトコンタクトレンズのほうが、ドライアイを生じやすい。もしコンタクトレンズと同じ大きさのごみが目に入ったらどうでしょう?生体反応が起こり涙で流し出そうとしますよね。コンタクトレンズは、くろめをだますわけです。また、一生懸命物を見つめて御覧なさい。何回瞬目(まばたき)をしますか。激減しているはずです。今度のボーナスでエルメスのバッグを買おう。何色がいいかなオレンジかな?ピコタンの黒にしようかな?やっぱりパーキンスが定番かな?お友達に横から数えてもらって下さい。

STEP:6

コンタクトレンズが異物として働くもう一つの副作用-アレルギー性結膜炎も忘れてはいけません。この生体反応もコンタクトレンズを使用すれば、避けることができません。大きく、しみこむ素材のソフトコンタクトレンズのほうが、この反応も強く起こる可能性が高いです。

STEP:7

こうしてみていくと、どうもハードレンズのほうが目に優しいようですね。でも装用感が悪く、紛失の可能性が高く、度数の変化に対応し難いためソフトコンタクト(とくにディスポーザブルソフトコンタクトレンズ)を選択される方が、大勢を占めています。
私どもの施設では、まったく始めてコンタクトレンズを使用される場合で、しっかりレンズを選択されていない場合、まずハードレンズをお勧めしています。ソフトレンズから始められた方がハードレンズに変更されるのは、しっかり眼疾患を生じてしまってからでないと難しいですし、馴染むのにも随分時間を要することが多いです。ハードレンズから練習していただき、1週間がんばったけど馴染まないからと変更される方は、非常にスムーズに変更できることが多いようです。駄目もとでもチャレンジして頂けたらと考えております。

STEP:8

目に優しいからハードレンズを選んだけれど、テニスの試合でずれるんじゃないかな?落ちないかな?って気が散っちゃて、負けた。なんだこんなことなら普段使ってためがねのほうが良かったよ。これじゃ本末転倒。安心して使えるレンズ。こんな場合は1日交換型ソフトコンタクトレンズの方が適合しているのではないでしょうか。適材適所。普段はハードレンズ、家でゴロゴロはめがね、スポーツ旅行はワンデータイプのディスポーザブルソフトコンタクトレンズ。こんな選択も一考ください。

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